Lesson9:英国のティータイム(前編)

英国ではアフタヌーンティーに限らず、1日の中で何度もティータイムがあります。

アーリーモーニングティー

19世紀より始まった、朝目覚めてベッドの中でゆっくりと過ごすティータイム。
忙しい現代では一般家庭ではやらなくなり、今はカップルや夫婦の記念日などに男性が紅茶を運びます。カジュアルにパジャマ姿でマグカップで飲んで可。
目覚めの為に、コクがあってしっかりした紅茶が向いている。アッサムやセイロン、またはこれらのブレンドティーをミルクティーで飲むのがお勧め。

イレブンジス

産業革命以降の労働者階級で広まった、最もカジュアルなティータイムである。イレブンジスとは19世紀の古い言葉で、実は現代の人はあまり使わず、「モーニングティーブレイク」と言っている。
朝のひと仕事を終えて11時頃に自宅や職場の休憩で頂くティータイム。適した紅茶は特にはなく、お気に入りの紅茶や、ティーバッグで手軽に飲めば良い。

(会社で、個人的にモーニングティーブレイクをこっそり取り入れたいと思いました。)

ブレックファストティー

英国伝統の朝食スタイルであり、ボリュームのある食事とたっぷりのミルクティーを頂く。
現在は平日は朝食を簡単に済ませる英国人も多くなったが、休日の朝はブレックファストティーを楽しんでいる。
レッスンではクックド・ブレックファストの実習がありました。(それは次の記事でご紹介)

(本日のレッスンは、英国式朝食を想定して朝の爽やかなテーブルコーディネートでした。)

ブレックファストティーに厳しいマナーはありませんが、トーストはちぎらない。バターやマーマレードは1度に全体には塗らず、食べる分だけに塗る。バンズは手でちぎって左手で口に運ぶ。そして絶対に守らなければならないのが、マーマレード! マーマレードは朝食用であり、午後に使うのはNG!  ベリー系のジャムを朝食に出しても良いが、まずはマーマレードである。

お勧めの紅茶は、各社のイングリッシュブレックファストティーブレンド。しっかりしてコクがあり、くせがないのが特徴。アッサムをベースに、セイロンやケニアなどのブレンドがされている。
・アッサム=甘味とコク
・セイロン=キリッとした爽やかさ
・ケニア=パンチと渋味

レッスンのウェルカムティーは、ヘレンドのヴィクトリア・ブーケで頂くサマセット農園のディンブラでした。ディンブラは飲み終わりにキュッと渋味がきます。


お目々がハートマークになってしまったのが、先生がウェルカムのティーセットと同じ、ヴィクトリアブーケのミニチュアセットをお持ちだった事! 下写真の左が、ヴィクトリアブーケのミニチュアです。右が、エインズレイのティーフォーワン。ヴィクトリアブーケがミニチュアであるのが分かりますでしょうか?

上から見た図。実物のティーセットとそっくりに、よく出来ていますね。すごく可愛い!
ヘレンドにこんなミニチュアがあったとは知りませんでした。ほ、欲しいぃ~!!!

英国のティータイムはこれで半分。残り半分は後編にまとめます。
次は、クックド・ブレックファストの実習をご紹介。

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