マイアミ旅行記 7話目にして、いまだマイアミに到着していない!(^^;)
だって正直、行き帰りのアメリカン航空のゴタゴタが、この旅一番の印象になってしまったのだもの~! アメリカン航空には、行きだけじゃなく帰りも、本当ひどい目に遭わされたんですョ。
サンフランシスコ空港で14時間の足止めを喰らい、夜明かしをしている間、近所のお友達がiPhoneで検索したらこんな記事がヒットしました。
アメリカン航空、労使交渉難航 遅延や欠航相次ぐ、利用者離れ懸念 再建遠のく(日経産業新聞 2012年10月3日)
経営再建中の米アメリカン航空でフライト遅延や欠航が相次ぎ、一般乗客が不満を募らせている。経営陣が裁判所から労使協約を破棄する権利を得たことに反発したパイロットが起こした抗議行動がスケジュールの乱れの原因とみられる。経営陣とパイロット側の対立が続けば、利用者離れにつながる恐れもある。
「もうアメリカン航空は使いたくない」「プロなら乗客に迷惑をかけるな」。アメリカン航空の公式フェイスブックには、利用客からの怒りのコメントが並ぶ。多くは運航スケジュールの急な変更や遅延、取り消しへの不満だ。航空各社の運航状況の情報を提供するサイト、フライトスタッツ・ドット・コムの調査によると、9月25日のアメリカン航空発着便(約1860便)は定刻に到着したのはわずか53%。同日のデルタ航空は96%、ユナイテッド航空は90%と、その差は歴然としている。
運航が乱れているのはここ数週間のこと。パイロットが自分が出発前に操縦する機体の安全性を確認するよう求める件数が9月は1年前に比べ3割増えた。「既に乗客が乗り込み、飛び立つばかりになってから点検の依頼が入るケースが多発している」(アメリカンのブルース・ヒックス広報担当)という。求めがあった場合、乗客を降ろして再点検する必要があり、大幅な遅延につながる。パイロットの病欠も「昨年9月より2~3割増えている」(同社)という。
乗ってはいけないアメリカン航空 (ニューズウィーク日本語版 2012年09月21日)
アメリカン航空は昨年11月、連邦破産法第11条の適用を申請して破綻した。経営再建のため給与削減やフライトの外部委託を増やし、パイロットの雇用条件を切り下げたりして、従業員から激しい反発を食っている最中。出勤日に仮病で休んだり、機体の些細な不調を理由に離陸しないなどのサボタージュもあるようだ(労働組合は否定)。
17日の運行状況をみると、予定通りに到着した便は39%、到着予定を45分以上も過ぎるという著しい遅れが出た便は29%に上った。フライトキャンセル率は5.8%。USエアウェイズやデルタ航空はおろか、格安航空のジェットブルーなどと比べても落ちる数字だ。
あーぁ。あの日のdelayも、これらの記事にあるように、内輪もめに乗客が巻き込まれた感じが濃厚。マシントラブルといっても、コミュニケーション・ツールがと言って エンジンなんかの故障じゃなかったし。些細な不調だったと推測できます。一度は飛ばすと言って乗客を整列させた後、クルーが集まらないといって再び解散させたし。
そもそも、当初の21:00のフライト時間の段階から、パイロットもスチュワーデスも最初から姿が無く現場に来ておらず。元々この日は彼らにとって飛ぶ気が無かったんだなーと思います。あー酷い。
アメリカン航空の遅延の多さは本当にもう有名らしく、マイアミでは冗談にされていて、時間を守らない人に対して、「アメリカン航空みたいなことするなよ!」なーんて使われているのを実際耳にしました。(^^;)
でも12年ぶりのアメリカ本土に行って感じたことは、アメリカン航空に限らず、アメリカでは“お客様は神様”ではないってことです。
アメリカン航空のスッチー達も、遅延のクレームを引き受ける地上職員も、街の売店の人も。「あなたが客だからといって、あなたが私よりも偉くも何ともない。」とでも言いた気に、客とはあくまでも対等。そこがアメリカなんでしょうか。
日本の丁寧過ぎる仕事と全然違う。アメリカン航空の意味不明な14時間delayは到底受け入れられない事ですが、必要以上には謝らなかったり、『飛行機が遅れちゃって、あんたも大変だけど それを処理する私も大変なのよー』みたいな地上職員の対応とかは、それはそれで良いような気がしました。笑
日本て、何で客に対してペコリペコリ頭ばっかり下げて、あんなに卑屈になるんだろうとむしろ思いました。客は客で、店員に礼儀正しさだの笑顔だの、厳格にサービスを求め過ぎ。
日本も余程の高級な場所や安全を求められる場所じゃない限り、接客や仕事のサービスの質は海外並みに落として良いと思いますよ。でないと、海外に出た時のストレス耐性が備わらなくて困るんじゃないかしら?