文京区の弥生・竹久夢二美術館の、『田村セツコ展~HAPPYをつむぐイラストレーター~』へ行きました。
1950年代後半から現在も活躍する女流イラストレーター。私は子供の頃、夢中になって読んだ『おちゃめなふたご』シリーズの挿絵で馴染みがあります。
同じく人気を博す同年代のイラストレーターに水森亜土がいます。
田村セツコの描く女の子は、おりこうさん。亜土ちゃんのは、もう少しワルって感じかな。どっちも私は好きです。
弥生美術館。ずっと前から来てみたかったんだ~。大正ロマン?昭和レトロ? そんな感じがしました。トイレが薄暗くてちょっと怖かったけど!
田村セツコ展はですね。も~素晴らしかったです!
膨大な数の初期~現在までの作品と、1970年代に一世を風靡したセツコ・グッズが並べられ、一つ一つ時間をかけて見入ってしまいました。解説も丁寧で面白かったです。
当時大人気だったというセツコ・グッズは、私よりも前の時代なのだけど、本当に可愛らしくて、今でも手に入れて使いたい程でした。
田村セツコの写真も飾られてあって、自身が描く女の子の絵のように、本人もとても美しい人でした。若い頃のだけでなく現在の写真もあって、ロリータファッションでちょっとびっくりしたけれど、70歳代とは思えない程の、驚きの若さと美貌の持ち主。ステキ…。
あとは、常設展示の高畠華宵の絵にも非常に興味があって楽しみにしていたのだけど、田村セツコ展に追いやられて、ずいぶんコーナーが縮小されていたような? 数が少なくて残念だったけれど、季節に合わせてこまめに展示物を入れ替えているようなので、絶対また観に来ようと思いました。ドキッ!とする魅惑的な眼差しの絵でした。
別館の竹久夢二美術館は…。前半の田村セツコ展を2時間も立ち通しで見たせいか、貧血気味になってしまって…。さらっと流してしまいました。高畠華宵の絵よりも竹久夢二の方が沢山ありました。
美術館で購入した、田村セツコの絵葉書、キーホルダー、手鏡。
セツコ・グッズで一世を風靡した人なのだから、ステーショナリーとかのグッズをもっと充実させて欲しかったな~。田村セツコらしい明るい色調の絵が、絵葉書にあんまり採用されていなくて残念でした。
高畠華宵のグッズも楽しみにしていたのに、全然置いて無くて…。レターセットとか一筆箋がすごく欲しかったのに、店頭には無かったです。(HPには売っているって書いてあったのにー。)
弥生・竹久夢二美術館、高畠華宵をもっと見たいし、夢二の絵も今度はちゃんと見たいし、また来ようと思います。
オマケ
美術館併設のカフェ、「港や」の 野菜の甘みぎっしりカレー\850
ぜんぜん辛くないカレー。でも、本当に野菜の旨味があっておいしかったです。
美術館のカフェなだけあって、メニューが手書きのイラストで可愛らしい。
誰も居なくて静かで良かったです。レトロな雰囲気のステキなカフェでした。