昔の旅を振り返る“遥か心の旅”シリーズ。スペイン・マルベージャ(Marbella)編の最後です。
私が通ったマルベージャのスペイン語学校。パンフレットでは、調子の良いことを色々書いてありましたが、「偽りあり!」なことが結構ありまして。。。(^^;) その中の一つが、学校が連れて行ってくれる「遠足」でした。セビリャ・コルドバ・ミハス・ロンダなどの、マルベージャ周辺の人気観光スポットに学校が連れて行ってくれるとか~。
これを私はすっごく当てにしていたのに、実際現地へ来てみると全然ウソで!
マルベージャは碧い海のほかは観光名所は無いし、仕方がないので自力でどっかに行くしかにゃい。。。
それじゃマラガに行ってみっぺか~、と観光案内所へマラガへの行き方を聞きに行きました。長距離バスの総合乗合所からマラガ行きのバスが出ていることを教えてもらい、また、マルベージャ市内からその長距離バスの総合乗合所への行き方も教えてもらいました。
マラガへは次の日行くことにして、とりあえず下見がてらバスの発着時刻を調べに総合乗合所へ向かう途中で。。。片眼が義眼の、とっても小柄な爺ちゃんにナンパされました。Σ(=д=ノ)ノ
ちなみに私は、168cmの長身脚長族です。小っこい爺ちゃんが、よくもまぁでっかい姉ちゃんを誘惑したもんだ! ( ̄▽ ̄;)
この小っこい爺ちゃんがなかなかのチャレンジャーで、総合乗合所に着いた後も「Mi Casa(私の家)においで~」と私の手を取ってぐいぐい引っ張る。。。小っこい爺ちゃんだったから何とか逃げ切ることができたものの、でっかい爺ちゃんだったらどうなったかと思うと。。。 あ~恐ろしや恐ろしや! プンプンヽ(*`ε´*)ノ
次の日は計画どおりにバスに1時間位乗ってマラガへ行き、まずはタクシーでピカソの生家へ。
ピカソの家の前のメルセ広場。
ピカソは子供の頃にここで見た鳩をいつまでも覚えており、娘にパロマ(鳩)と名付けた程。
そして歩いて ピカソ美術館へ。撮影は厳禁なので写真はありませんが、ブエナビスタ宮殿を改装した建物で綺麗でした。ピカソの絵も、美しい絵から??なものまで、色々楽しめました。
ピカソ美術館の傍にあった、なんだかよく分からないもの。名所っぽいのでとりあえず入ってみた。
帰国してから調べてみると、これはアルカサバ(古代ローマ時代のイスラム式城塞)だと知りました。
高台にあるので、アルカサバからの眺望が素晴らしかったです。
マルベージャのリゾートビーチとは違って、マラガの海は商業の海ですね。
あっ! 闘牛場だ!
こっちはマラガ大聖堂の中。
というワケで1日マラガを観光して、またバスに乗ってマルベージャへ戻りました。
今思い返せば、もっと自力で色々な所に行けたんじゃないか?とか、あそこにあんな店があった!とか色々思うことはあるけれど、当時はネットで検索してもマルベージャの情報は本当に少なくて全然なくて、スペイン語も英語もできない私には、これが精一杯の冒険でした。女の一人旅だし、病み上がりだったし、無茶はしません。
スペイン語を勉強しに行ったこの旅で、「まずは英語の習得が先!」と痛感したという皮肉。今はもう、スペイン語の勉強は止めて、英語にシフトしてしまいました。(^^;)
だけど、今でもスペインは大好き! いつかきっとまたスペインへ戻る日を信じて。。。
Adios!