遥か心の旅～スペイン・マルベージャ

ブログ、更新できない日々が続いております。。。
だって～。こう毎日寒いとね、家にばっかりいるので、記事にする出来事が何も無いのですもの～。花粉症も始まっているし～。
冬の間は私、本当に何もできずに何処にも出掛けられずに、ただただ季節が終わるのを息を殺して待っています。。。

なのでちょっと昔の旅の、思ひ出話をしてみましょう。

20代後半のある年、私は体調を大きく崩しまして。１年の大半を具合悪く過ごしてしまいました。そして入院・手術を終えて、翌年の夏に、「私はこんなに元気になったぞ！」「一人でこんなことができるぞ！」と健康を取り戻した証になることがしたくなり、私にとってそれはそれは大胆な冒険・・・単独でスペインのマイナーな街へ、語学留学を決行しました。なんでスペインかというと、フラメンコダンサーのホアキン・コルテスが大好きで、スペインに嵌っていたからです！
当時の私は、スペイン語は入門者レベル。英語は自己流学習でTOEIC 500点程度。今思えば、全然言葉を話せないのに、臆病で何をするにも億劫な私が一人でよくぞ勇気を出したものです。やっぱり、若かったのと、回復した喜びのエネルギーを抑えられなかったかったんだな～。

私が行ったのは、マルベージャ(Marbella)という小さな街。短期可の語学学校で～　アンダルシア地方で～　海が見えて～　と探していくと、消去法でこの街が残りました。日本では全然知られていませんね。経由地のパリの空港を発ってからまた戻ってくるまで、滞在の間は、私以外の日本人はおろか、アジア人すら見かけなかった程です。
マルベージャは、スペインでは、海辺の高級リゾート地として有名です。高級リゾート地といっても、実際は華美な雰囲気は全然なかったのですが、ホームレスがいなく、がらの悪そうな人もいなく、治安が抜群に良いので、そういうところから“高級”を感じられました。

マルベージャの海。。。　地中海です。

思えば遠くへ来たもんだ～♪　この海の向こうは、アフリカ大陸！

最寄の空港である、マラガへ着いたのは真夜中でして。事前に、スクールに迎えの車をお願いしていました。（勿論、有料。）そのドライバーがまた、柄シャツの胸元を大きく開けた、ジゴロ風のオジ様で。。。　ニヤついてガム噛んでいるし、深夜なのにサングラスかけて運転するし。。。　病み上がりに大金はたいてまで遠い異国に来たのに、私は本当に大丈夫なのか？と、マルベージャ到着までの車中１時間位、色々な意味でいきなり不安に襲われました。。。

私が訪れたのは、9月後半。少し時期をずらしたので、あまり人がいなく静かでした。

マルベージャは、地中海と、シエラ・ブランカ山脈に囲まれた小さな街。

9月後半だったけれど、気温は40℃近くまでありました！　なので、海水浴は無問題！

この頃は、世間的にフィルムカメラからデジタルカメラへの移行期。私も既にデジカメを持っていましたがいまいち信用することができず、フィルムカメラの方をメインで使用。なので、良い写真はフィルムなんですよ。。。　ブログに掲載できず残念。。。

滞在形式は、アパート・シェア。スクールの他の留学生たちと、４LDKの部屋を分け合って過ごします。私の他には、バスルームを共有したドイツ人男性。アメリカ人女性とイギリス人女性でした。（この２人がもう１つのバスルームを共有。）日本とさほど変わりない広さのたった４LDKのマンションなのに、バスルームが２つある辺りは、やっぱり外国なんだな～と思ったり。